庭採りの花や草木を毎週「くに屋」さんでいける

くに屋窓辺のいけばな作品

お稽古に来ている国分さんのご主人がうどん、そばの店を開く計画で長く修業して、1994年郡山市に「くに屋」を開店しました。
店の設計士はモダンな建築をする阿部さんで、外観は和風でありながらモダン。店内には「いけばな」をいけられるスペースが設けられた、お洒落で雰囲気のあるお店です。
依頼があって、創業時から現在まで毎週2作品をいけ続けております。

座敷と椅子式のお店で、座敷は京間畳なので広くゆったりしています。その座敷の花を飾るところは高さはそれほどないのですが、京間一畳分になっており奥行きも幅もあるため、しっかり花を入れないと建物に負けてしまいます。
椅子式の場所は、テーブルから見る窓は高く広く開放されており、大きく伸びやかにいけることができます。外には樹木が植えられていて、見事な借景になっています。

毎週火曜日この二ヶ所に、くに屋さんの庭から切り出した木々や草花を採り、季節を演出するよう努力しています。お客様も毎週変わるお花を楽しみに、「季節を感じながら食を楽しんでいます」との声が多数寄せられていると聞いています。

ちなみに、この店は94年に県と市の建築文化賞を受賞しており、地元テレビ局でも何度も放映される有名店となっています。

くに屋座敷のいけばな作品

今日(2010年12月28日)くに屋さんのお正月用のお花をいけてきました。
■窓辺の作品(写真・上)五葉松、南天、グロリオーサ、ストレリチア、エビモミジ、着色木
■座敷の作品(写真・右)五葉松、椿、ストック、チューリップ、着色竹
地物として五葉松の大木、紅白の南天をたくさん用意していただきました。南天は親戚の方が毎年「お店に飾るように」と用意してくださいます。五葉松と椿は国分家の裏山から切り出しました。ストックは知り合いの花生産者の方から「いけてください」と毎年受け取るそうです。近所の方々も「お花を生かしていけてもらえるので、どうぞ使ってください」と持ってきてくれるようになったとのことです。
(文・写真=菅野草苑)☆関連ページはこちら☆